カスタム工房　S.A.S

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また更新せずに数ヶ月たってしまいました。
画像数が少ないのですが、先日、ちょっと変わった依頼を受けたのでご紹介します。

オーナーメッセからの問い合わせで、「昔、購入したTOPM60を何とかして欲しいので・・・etc」
という内容でした。実際、TOPのLMG系自体、部品類の生産はおろかメーカーでも数年前にはストックしていないのは百も承知で、部品類をオークションから探してみると、蛇腹ピストンしかありませんでした。涙
自分もTOPM249を所持していて、数年前に買い占めたピストンやギアはもう手放してしまいました。
そのことからも、純正ギアボックスを生かすのは無理と判断し、提案をさせていただきました。
それは、「A&KのM60を購入してレチューンした方が、安上がりです。」でも依頼者様は、「思い入れがあるので、何とかして欲しいんです。数件のショップに聞いてはみたんですが、全部断られました。」
僕もこの言葉を聞くまでは、依頼を受けるか迷いましたがまずは、「現物を見てから。」と思い拝見させていただきました。見て見ると、やってやれないことはないと判断し、正式に依頼を受けました。

まず問題となるのが、メカボックス。それに伴う給弾ブロック等の製作と給弾方式。インナーバレルも長すぎるとあまり良くないので、アウターインナーバレルの製作とバレルスペーサーの製作。と頭によぎりました。

今後の修理や汎用性も考え、メカボックスはA&KM60のメカボックスを選択しました。

前置きは長くなりましたが、画像少なめで紹介します。


いきなり完成の全体画像ですが、この大きさは嫌いじゃないです。
まずは、TOP純正のメカボを取り出し、A&Kのメカボとチャンバーをスリ合わせし、製作物等の確認をします。
給弾ブロックをアルミ素材の長方体から、フライスで削りだし製作します。
こんな感じで完成。
A&Kのボックスマガジンを使うため、給弾ルートも製作。ボックスマガジンとの接続は、ボルトナットセンターに穴を貫通させてます。これは旋盤がないと無理な加工です。根性ある方ならやりそうなきがしますが・・・・・ｗ

ここまでの作業が終了した時点で、バレル回りの製作に入りましたが夢中になりすぎて画像を撮っていません。
内容は、インナーバレル加工、アウターインナーバレルの製作加工、バレルスペーサーの製作加工です。

A&Kのこのチャンバーは、HOP窓少し小さいので、きちんと面HOPになるようにフライスで拡大加工します。
チャンバーブロックを本体に仮組みし、各部の当たりを見ます。
メカボックス内部は、ギア類の調整、スイッチはオムロン製に交換。配線も引き直し。今回は、ライトカスタムがベースなのでマルイベースのフルサイズシリンダーにピストンはシステマエリア1000です。メカボックスの調整も終わり、本体に組み込んでいきます。
TOP純正のままだと、フィードカバーが閉まらないので、本体側ダミーになっているプラ製品の部品をくりぬき、メカボックスを入れた状態でフィードカバーが閉まるようにします。
全て組み込んで、あとは外回りのボックスマガジンの取り付け部を、配線が無理なく引きこめるように、加工してます。

フレームとチャンバーやメカボックス固定等、本体剛性も考えにかなりの数のネジ山も彫ってます。ｗ

こんな感じでバレルカットで初速調整をし試射、調整を繰り返し完成です。

最近、旋盤、フライス等の機械類がホントに重宝しています。精度、製品の出来上がりが断然違います。
「ない物は作る」が、板についてきました。手作業の頃が懐かしいです。
依頼者様には、直接納品させていただきましたがかなり喜んでいました。ご希望に添えてこちらとしても嬉しい限りです。こんな声が励みになるんです。

あっちなみに他にも色々とオンオフで部品類を製作させていただいてますので、なんなりとオーナーメッセから連絡ください。例えば・・・・・・・バレルスペーサー（POM素材からの削り出し）バレル加工等、ノズル加工、酷い時にはエアコキライフルのチャンバーetc。ｗ
色々作ってます。中にはできないものもありますが、例えばこんな物？があれば連絡ください。